フニオチに懸ける夏

第2回フニオチコンテストへ向けて、
とりあえずネタを固め、本番を想定しての練習を始めました。
勿論、出場するからには狙うは優勝です。
単なる思い出作りで終わらせたくありません。
無論、第1回大会を見ていないのでどんな雰囲気の大会なのかはわかりませんが、
こんな大きなステージに演者として舞台に立つことはなかなかないこと(高3時のM‐1甲子園中国地区大学以来)なので、
このようなチャンスを与えてもらえたことをとても光栄に思いますし、
自分自身、これは芸人としての可能性を探る第一歩だと思っています。
ふかわりょうさんとも絡めるわけですし、
これをいいきっかけにできたらなと。

関係ない話になりますが、
僕は4年前、ふかわさんがパーソナリティを勤めていたNHKの『土曜の夜はケータイ短歌』という番組に電話(メッセージ録音)で出演した際、
「親には大学に行けと言われているけど、本当は芸人になりたい」という趣旨の短歌を自ら詠み、あれこれ苦悩をぶちまけました。
そのとき、ふかわさんに「別に大学に行くから芸人になれないわけではないし、行った方がいい」という言葉を頂き、
更に後日、謝礼のノベルティが届いた際、
音源が入ったCD‐Rに一枚の紙が挟まっていて、
その中にスタッフさんの文字で「ふかわさんがりょうすけ君のことを気にかけていて、頑張れと言ってたよ」という言葉が書いてあって、
とても勇気づけられて、たとえ一瞬でもふかわさんが自分のことを思ってくれたってことがとても嬉しくて、
その紙を見つめながら、『いつか会って一緒に仕事をしたい』と強く心に思ったことを覚えています。


あれから幾年月が過ぎ、この度、自分のもとへふかわさんが主催するイベントへの出演依頼が舞い込んできました。
多分、もうふかわさんは憶えていらっしゃらないでしょう。
だけど僕は、あのときのことを鮮明に憶えています。
だから僕は、あのときの特別な思いを胸に下北沢の舞台に立つことになるだろう。

無事に北沢タウンホールに行ければ。