序章

"何故、オレはこんな平凡な人生を送らなければならないのだ"


オレは、常にそういう思いを抱き、疑問を感じながら生きていた。
オレは、そこら辺のつまんないヤツらとは違う。
オレは選ばれし人間で、他の人とは違う何かを持っている。
なのに、なぜオレはこんな平凡な人生を送っているのだろう。
いや、今の状況は、“平凡”とも言い難いかもしれない……。
オレは、人並みの人生さえも送れていないような気がしたのだ。


"人生って何?夢って何なの?ねぇ、誰か教えて"