自己満足物語

市内の街にて
ツンデレたん「ねぇジキセ、次どこ行く?」
黒瀬「えーっと…マックがいいね。
お腹すいたもんね。」
「あ、そういえばそろそろお昼だっけぇ?
…うん、じゃあそうしよ!」
「うん、それがいいね。」


ぼく「くっそぉ。ジキセの野郎、
ツンデレたんとデートなんて羨まし過ぎるじゃねぇかぁ!
俺なんか…俺なんか…遠くから見つめることしかできなかったのに。
てか、そもそもなんでツンデレたんはOKしたんだろうか?
しかもあんなふざけた告白の仕方でさ。
あんなんでOKもらえるなら苦労しねぇよな。
…いや、待てよ。
もしかしたらエンコーってことも有り得るな。
うん、そうだ。
そうだよ。
じゃないとあんなおっさんと付き合わねーよなー。
うんうんうん。って、あ!あいつらマジでマック入って行きやがった!
くっそお、こうなったらあいつらの行動を一日追跡してやる!
絶対ジキセの好きなようにはさせねぇからな!
待っててね、俺のツンデレたん!」


ツンデレたん「ねぇジキセ、何にする?」
黒瀬「えーっと…僕はこのチーズバーガーとポテトとジュースのセットがいいね」
「そっかぁ。うん、じゃあ私もそれで!」
「じゃあ注文しようかな?あのー、ちょっとよかですか?」
店員「はい」
「えーっと、このチーズバーガーとポテトとジュースのセットを。」
「はい、チーズバーガーのセットで。お飲み物は何にいたしましょう?」
「えーっと…僕は、『カルピスコーラ直瀬&ツンちゃんLOVE×2スペシャル』がいいね。」
「はい?今、なんておっしゃいました?」
「だから、カルピスコーラ直瀬&ツンちゃんLOVE×2スペシャルだもんね。」
「申し訳ありません。当店ではそのような…」
「なんか?」
「いや、ですからそのようなお飲み物は…」
「なんか??」
「いや、だから…」
「なんか??」
「か、かしこましました!」
「うん、わかってくれればいいもんね。」
「えー、ではお会計ですけど…お二つで750円になります。」
「(ゲッ、財布に500円しかないもんね。これはピンチかな?)
 えーっと…お会計は、100円でいいかな?」
「はい?いや、750円です。」
「どうしても、750円と言うのかな?」
「はい、750円です。」
「えーっと、ぼったくりかな?」
ツンデレたん「あーもー、ジキセ何もたもたしてんのよ!
 もう、お金は私が払うから。
 こんなとこでうだうだ言わないの!
 恥ずかしいじゃんよー。」
「そうかな?」
「あー店員さん、あのぅコーラでいいですから!
 直瀬ナントカスペシャルなんていりませんからぁ。
 (ジキセの腕を引っ張ってその場を立ち去る)」
「あ。お、お会計は?」


変装したぼく。
二人を横目で見ながら。
「くっそぉ、ジキセの野郎、
ツンデレたんに腕引っ張られてぇ…うらやますぃー!
…って、あ、僕はとりあえずハンバーガー一つで。
ええ。(あ、財布に50円しかないや。)
あ、ちょっと待ったあ!
ぼくぅ……ダイエット中なんでぇ。
ふふふふふ(苦笑)[店員と顔を見合わせながら]
やっぱりやめときます!(と言って走り去る)」




その頃ジキセとツンデレたんは。
黒瀬「えーっと…僕がピクルスが嫌いだということを知っておきながら、
   堂々と入れるなんて…嫌がらせかな?」
店員「えーっと、そのようなご要望は、
   できればご注文されるときに一言おっしゃっていただいけたらと…」
「なんか?」
「いや、ですからご注文されるときに…」
「なんか??」
「いや、だから…」
「なんか???」
「あ、新しいものとお取り替えさせていただきます。」
「うん。わかってくれたらいいもんね、その弐。」
ツンデレたん「あーもージキセのヤロー!!」


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